どんな科目がありますか?
海外留学を考えているのですが、その際に入試試験があるかどうかを教えてください。
いろいろなサイトで調べたのですがいまいち分かりませんでした。
また、入試があるとしたらいったいどんな科目があるのか、どのような内容なのかということについても教えていただけると助かります。
TOEFLのスコアだけが評価ではない
大学への海外留学における入試の有無ということですが、基本的にアメリカの大学では日本のように一斉入試で合否を判断するようなことはしていません。
受け入れ可能かどうかはTOEFLが大きく関わってくるのは事実ですが、実際にはTOEFLだけを重視しているわけでもないのです。
TOEFLでハイスコアさえたたき出していれば大丈夫、と考えている方も少なくありませんが、海外の大学はそれほど甘いものではありません。
しかしTOEFLの結果というのはあくまで評価対象の一つにしか過ぎないということをしっかり理解しておきましょう。
例えTOEFLでハイスコアを叩きだしていたとしても、ほかの課題を規定以上クリアできていなかったら受け入れてもらうことはできないのです。
海外の大学ではエッセイや課外活動の内容、面接などさまざまな書類を提出させ、多角的な視点から評価を行ったのちに合否を判断します。
そのため、何か一つが秀でていれば良いというわけにはいきません。
すべてはバランスが重要となるのです。
アメリカを例にとってみると、確かにアメリカの大学では留学生を受け入れる条件の一つとしてTOEFLのスコア61点以上という課題を掲げています。
これが日本の大学だと、この基準に満ちていなければあっさり落とされてしまうことは当たり前ですが、海外だとそうでもありません。
例え既定のスコアに点数が届いていなかったとしても、自分はこれだけの学力がある、大学に対して充分過ぎるほど貢献する自信があるというアピールをすれば入学を許可してもらえることも珍しくないのです。
総合力で人材を評価
海外の大学では人間の総合的な能力やバランスを評価します。
ここが日本と大きく違うところでしょう。
点数だけで評価しようとする日本とは異なり、全体的なトータルバランスやモチベーション、メンタル面なども加味して入学を許可するのです。
もちろん、TOEFLでハイスコアを持っていることに越したことはありませんが、それだけがすべてではないということは覚えておく必要があるでしょう。
ある意味とても可能性を感じますし、自分という人間を試すこともできるのではないでしょうか。
大学側としては少しでも優秀かつ大学に貢献してくれる人間を受け入れたいと思っています。
自分がまさにそうした人材であるというアピールをして説得できれば可能性は充分にあります。